2024.07.17

今日の一コマ(4歳児)

みどり保育園

みどり保育園では、タブレットを使用して子どもたちの活動を写真で記録しています。写真による記録を振り返ることで、リアルタイムでは気づくことができなかった子どもの興味や関心ごとに気付くことがあります。また、写真を見ながら「何を話していたのか」「何を思っていたのか」などを子どもと一緒に振り返ることもあります。それらの気づきをもとにして、今後の保育活動の計画に役立てています。

今日の一コマは、4歳児を担当する保育士が「見て見て!聞いて!」と提供してくれたエピソードです。


 

青い字は子どものことば。黒字は保育士の解説です。

① カエルがいる。つかまえたいなあ。オレンジ色のズボンの子が、手を叩いてリズムを取りながら ♪カエルのうたが~♪ と歌っていました。招き寄せていたのかな?

② オニヤンマや~ カエル探しはちょっとお休みしました。

③ カエル、つかまえた! 興味の矛先がカエルに戻ってきました。カエルがなかなか動かなかったので、ちょっと触ってみたら、うまく子どもの所に跳んでいきました。

④ つかまえたカエルを容器の中に入れたようです。

⑤ オレンジ色のズボンの子が歌う♪カエルのうた♪に合わせて、黒いズボンの子が踊っていました。

⑥ 一緒にあそんでいた二人です。

 


写真を見ながら話を聞いたのですが、しばらくして「写真を子どもと一緒に振り返ってみたら、違ったんですよ」と声を掛けてくれました。何が?と思い、聞いてみると、「④の写真を見て中に入ってるのは〇君(青い服の子)のカエル。ぼくは手に持ってるよ」って教えてくれたんです。見てください。左手をしっかり握ってるんです。」ホントや。気づかへんかった(これは私の声) それがかった上で⑤⑥の写真を見ると、オレンジ色のズボンの子の手の中にずっとカエルがいることがわかりました。最後は逃がしてあげたそうです。


写真を通して、その時には気づけなかった子どもの様子がよくわかりました。

そんな子どもの様子を傍でしっかりと見てくれて、エピソードを提供してくれた保育士です。