子どもが触っているのは、8月上旬、色水あそびをしていた年長児の「氷にして残したい」という声に応え、冷凍庫で保管していた氷です。何日も入れてあるので忘れているのかと思えば、時々「氷になってる?見せて」とやって来たり「今日は〇〇をしてたから、(氷あそびは)できひんかってん」と知らせてくれたり。いろいろな遊びをしているうちにとうとう9月になってしまいました。そんなある日、「氷をください」と元気に氷を取りに来てくれました。
長い間、真っ暗な冷凍庫の中のあった氷に、いよいよ出番の時がやってきました。
「出てきやへん」「どうしたらいいの?」
ああでもない、こうでもないと試行錯誤の末、いろいろな方法で氷を取り出し始めました。
①牛乳パックを破る
②水をかける
「私はあっちへ行ってくるわ」???
③日に当てる
やりたいことをやろうとするとき、「どうしたらできるのだろう」と、子どもは頭とからだと心をフル稼働させます。
狭いところで遊んでいるので、「なんで向こうの広いところでしやへんの?」と尋ねると、「あっちでしたらすぐに溶けるやん」と答えてくれました。・・・確かに向こうはひなた。そのとおりです・・・
「冷たい水がいっぱいできた」「色水が増えた」「これ、また凍らそうか?」
いろいろな遊びを楽しんだあと
「凍らせてください」と事務所にやってきました。
出番が来るまで、お預かりしておきますね。