子どもたちが楽しんでいたサーキットコーナーですが
この“シャラシャラ天の川”で、両側から同時にくぐった子同士がぶつかってしまうことがありました。
数人の5歳児に「みんなが楽しく遊んでいるのを見ているのも楽しいんやけど、ちょっと勢いよく走るのは危ないなあって感じるねん。シャラシャラの所でぶつかった子もいるし、みんながケガをしないように遊ぶのには、どうしたらいいかなあ?」と、相談してみました。
「私もAちゃんとぶつかりそうになった」「走ると危ないな」「私たちは一番お姉ちゃんやから、ゆり組さん(5歳児)が歩いて遊んだら、すみれ組さん(4歳児)もみんなが真似してくれるのと違う?」「看板作ろか」「小さい子は字、読めへんやん」「(外国にルーツのある)Bちゃんは日本語わからへんよな」「ぼくは英語がわからへん」「わかった。絵描こう」「それやったら、小さい子もBちゃんもわかるやん」「看板に“あるいてね”っていう字と絵を描いたらいいんや」「シャラシャラはこっちから行くってわかるようにしたらいいんと違う?」「こっちから行くって書いたら?」「矢印にしたらわかるかも」
*子どもたちから次々と意見が出てきました。本当に子どもたちはいろいろなことを、ちゃんと考えてくれています。
看板ができてきました。どこに貼ると効果的か、も考えてくれました。
みんなが一番よく見るだろう、ということでホールの前面(白い壁)に貼りました。
「くつ ぬいでね」は、靴を履いていた3歳児へのメッセージです。3歳児が入ってくる入り口に貼りたいということで、3歳児の担任にどこから入るか聞きに行っていました。
「ぶつからないで あそぼうね。たたかないでね」と書いた子。「たたかないでね、も書いちゃった」と、はにかんで教えてくれました。
左「あるいてあそぼうね」
真ん中「あるこうね」下の矢印は注目‼‼ってことらしいです
右 “ニコニコであそんでね”と言う意味を込めた絵
「はしらないでね はしったら こけて ないちゃうから」
上「あるこうね」たくさんの〇でかこんであります
下「はしらないでね」笑ってる子とぶつかって泣いている子。周りには✖がいっぱい書いてあります。
“シャラシャラ天の川”の床には大きな矢印を貼りました。
明日、みんながすぐに遊べるようにとセッティングもしてくれました。
*おまけ*
テープの使い方も上手になりました。5月の写真です。
7月の写真。
遊びの中で、テープを丸めて両面テープにして自分の作品を飾りつけている、と担任が教えてくれました。
何事も経験ですね。