「ふたを開けたら、カマキリが逃げるやん!}」と言いながらやって来たのは、グレーの服を着たBちゃん。
「ほら、でてきたやん!」と早口で言っています。興奮気味。カマキリと対面したその後「おれが つかまえる」(たしか、Bちゃんはカマキリを触れなかったはず・・・)
後ろを振り向いたBちゃんが手にしたのは、虫取り網でした。なるほど。
「みんな、どいて!おれがつかまえるから」なんと、心強い言葉。網を持ったBちゃんは、そーっと、カマキリに近づいていきます。
カマキリも様子をうかがっているかのように微動だにしません。
「やったぁ❕つかまえた❕」逃げてしまいそうなカマキリを、見事につかまえてくれました。ところが、この後がまた大変。「先生、早くつかまえてよ!にげるやん!」「はやく はやく」早口で私にお願いをしてくれます。わかりました。お手伝いさせていただきますッ。
ところが、捕まってたまるか!とカマキリも必死です。カマを振り上げたり、咬んできたり。「イタイッ イタイッ」という私の声と「はやく (ケースに)入れてよ」というBちゃんの声が響き渡っていたに違いありません。そんな騒動もありましたが、無事、カマキリは観察ケースに戻りました。
Bちゃんの満足そうな顔。「やったね。つかまえたやん」と拍手を送りました。
Bちゃんは少し離れたところにいる昆虫好きの子に「おれが カマキリつかまえてん。あみで こうやって しゅっとしたら ばーんって入ってん」と興奮気味に伝えていました。
Bちゃんは、迎えに来てくれたお母さんにも同じように「しゅっとして ばーんとして カマキリつかまえた」と、話していました。
こんなことを繰り返しながら、生き物への関心を深めていってもらいたいと思います。
3歳児の二人。「イタイ イタイ」と騒いでいた私に「せんせい だいじょうぶ?」「血 でてへん?」と優しい言葉をかけてくれました。ありがとう。その心づかいが本当に嬉しいです😭